3DSとは、Dental Drug Delivery System(デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)の略称で、むし歯菌(ミュータンス菌)
を除去するために、薬の働きを最大限に発揮するように工夫された投与方法のことです。
専門的な技術と器具を用いた歯面清掃処理を行って、完全にバイオフィルムを除去した後、歯列にフィットしたトレーを用いて薬
を一定時間(7分間)歯面にのみ塗布することができるのです。お口の中がさっぱりし、口臭も防げるというメリットもあります。 3DSを行うことにより、通常のブラッシングを続けているだけでむし歯菌の少ない状態が長期間維持されています。一般的にこの効果は4〜6ヶ月持続されると言われています。
一般的な3DS(予防歯科)の方法
- 印象を採り、トレーを作成します。
- 歯科衛生士によりPMTC(※)と呼ばれる清掃法で徹底した歯の清掃を行います。
※PMTC:プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング
- トレーに薬物(抗菌剤)をいれて、7分間維持し除菌・殺菌します。
- 家庭では、1日1〜2回トレーにフッ素含有のジェルを入れて7分間維持し歯の表面に作用させます。
これを1週間毎日つづけると、その間に形成されるバイオフィルムの中にはむし歯菌が含まれなくなります。
この効果は長期間持続すると期待されております。(4〜6ヶ月間)
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