歯ぎしりとは「歯ぎしり」は、睡眠中に「キリキリ」、「ギシギシ」と思わず鳥肌がたってしまう軋り音を発するものです。正常な人でも睡眠中に歯ぎしりをすることがあるようです。約15分程度ならば異常とは言えませんが、40分以上キリキリする場合は「歯ぎしり症」と思われます。「歯ぎしり」は、歯の摩耗・破折・動揺、知覚過敏などの原因となったり、さらに歯周病の悪化や顎関節部の痛みや、咀嚼筋の疲れによる開口障害や痛みの原因になりますので、長時間の強い歯ぎしりは注意が必要です。歯ぎしりには次の3つの種類があります。
歯ぎしりの原因
歯ぎしりによる身体への影響歯ぎしりは歯だけでなく身体全体への悪い影響もあります。
などの歯だけでなく、頭、肩、腰など身体全体に悪影響があるのがわかります。歯ぎしりだからといって軽く考えていると、身体への負担がつらくなります。上記の症状にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。 歯ぎしりの軽減法1.筋肉のリラクゼーション親指以外の4本の指で、両頬を5分程度、比較的強い力で押したりまわしたり、コリをほぐすようにマッサージする。 2.就寝時の姿勢枕が高かったり、枕の一部分に頭の上方を乗せて寝ると歯ぎしりしやすい。そこで、低い枕に首の付け根まで乗せ、顎を上に向けて寝る。 3.自己暗示法寝る直前、布団の中で「唇は閉じて、歯は離す。」を声に出して20回唱えてから寝る。効果は1ヶ月以内に現れ、歯ぎしりの回数と強さは半分以上に減少する。 4.ナイトガード(健康保険適用)歯ぎしり治療の際に使用されるマウスピースのことで、歯科医院で作成します。 ![]()
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顎関節症とは口の開閉、食べ物を噛む時に顎運動に伴う筋の痛みや違和感として自覚される咀嚼(そしゃく)筋(噛むための筋肉)群の疼痛(とうつう)性機能障害と、顎関節の雑音や関節痛を伴う可動制限を包括して顎関節症といいます。
顎関節症の原因1.内在性外傷例えば、歯にかぶせた金属やプラスチックが錆びたりして、噛みあわせが悪くなり、発症することがあります。親知らず、むし歯、治療後または抜歯後放置した場合も同様に顎関節症の注意が必要です。 2.外来性外傷異常咬合、過剰運動、異常習癖。くいしばり、歯ぎしり、噛みすぎ、頬杖をつく、弄舌などがあります。 3.咀嚼筋の異常緊張精神的、心因的なストレス、憂鬱、不安などが関与します。咀嚼筋(噛むための筋肉)がイライラや不安など、ストレス性の原因で緊張し、顎関節に負担がかかります。 顎関節症の治療
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